グラウンドに「避難」、名前の確認
訓練は警固断層を震源とする都市直下型地震が発生したとの想定で始まりました。マンションや戸建て住宅などから住民が次々と高宮小グラウンドに「避難」。町内会ごとに名簿を作成し、けが人や高齢者、障害がある人など支援が必要な人がいるかどうかなどを確認しました。その後、体育館に入り、段ボールでベッドや間仕切り、簡易トイレの組み立てなどに挑戦。体調を崩さないための運動、実際に消毒液を使っての手の消毒の練習、プロジェクター上映による学習なども行いました。小学生は教室で防災授業を受けた後、体育館に来て訓練に加わりました。
最後にあいさつした福岡市役所の池見雅彦・中央区長は「こんなに大勢の方が参加され、素晴らしい訓練となりました。災害発生直後は行政が機能せず、自助・共助が頼りです。この訓練をほかの校区にも広めます」と高く評価しました。
完成した段ボールベッド。寝ても大丈夫
段ボール簡易便器の組み立て
福祉スペース
手洗いも体験
「水分をとって」などと子供たちがポスター作製
子供たちも参加
体操で体調管理
「素晴らしい訓練でした」と成果をたたえる池見中央区長