きつねの親子 |
素晴らしい舞台に感動!
人形劇の魅力を表現!
地域の人形劇団「どんぐり座」が23日、高宮公民館で年に一度の公演をしました。
児童と大人を合わせて約60人もの人がつめかけ、人形たちがまるで生きているような舞台
に、心の底から引き込まれていました。
演目はきつねの親子が人間の町に手袋を買いに行く「てぶくろをかいに」、「おおかみと
こぶた」、様々な人形が出てくる「ショートショートボードビル」の3本。
会場が暗転して人形が登場すると、観客は身を乗り出して舞台をみつめ、お話の中に引き
込まれていきました。人形を遣う山﨑昌敏座長の軽妙な話術で、人形と児童たちが大声で
掛け合いを始めるハプニングも起きて、観客はみんなビックリ!。演目の合間にはお話し
コーナーの「パネルシアター」があり、観客は存分に楽しんでいました。
「どんぐり座」は高宮校区社会福祉協議会副会長で座長の山﨑さんら劇団員4人。この日
は手伝いも加わって計5人で演じました。舞台は、暗幕や照明、音響などをそろえた本
格的なもので、人形遣いは舞台に隠れます。こんな舞台は世界的でも減り続け、今ではと
ても貴重なものだそうです。NGO(非政府組織)の国際人形劇連盟(UNIMA)会
長からも「大事にしてほしい」と高く評価されているそうです。
山﨑座長は人形劇歴49年、「どんぐり座」運営47年という長きにわたる活動を続けて来ら
れましたが、今年80歳を迎え、「体力的な限界」として、この日、引退を表明されまし
た。「良い仲間に恵まれた長いけど良い時間でした」と仰っています。
観客の間からは「もったいない」と残念がる声が上がりました。これからも何らかの形で
人形劇にかかわっていくそうですが、この機に当たり、子どもたちに夢を与え続けた素晴
らしい活動に敬意を表したいと思います。
「どんぐり座」は若い人たちが引き継いで行くそうです。
人形を紹介 |
合間も楽しい |
本格的な舞台 |
子どもたちに人形を触ってもらいました |
山﨑座長に記念の花束が贈られました |
おおかみとこぶた |
山﨑座長があいさつ |