2019年2月24日日曜日

🌟人形劇団「どんぐり座」が公演

きつねの親子

素晴らしい舞台に感動!

人形劇の魅力を表現!









地域の人形劇団「どんぐり座」が23日、高宮公民館で年に一度の公演をしました。

児童と大人を合わせて約60人もの人がつめかけ、人形たちがまるで生きているような舞台

に、心の底から引き込まれていました。

演目はきつねの親子が人間の町に手袋を買いに行く「てぶくろをかいに」、「おおかみと

こぶた」、様々な人形が出てくる「ショートショートボードビル」の3本。

会場が暗転して人形が登場すると、観客は身を乗り出して舞台をみつめ、お話の中に引き

込まれていきました。人形を遣う山﨑昌敏座長の軽妙な話術で、人形と児童たちが大声で

掛け合いを始めるハプニングも起きて、観客はみんなビックリ!。演目の合間にはお話し

コーナーの「パネルシアター」があり、観客は存分に楽しんでいました。

「どんぐり座」は高宮校区社会福祉協議会副会長で座長の山﨑さんら劇団員4人。この日

は手伝いも加わって計5人で演じました。舞台は、暗幕や照明、音響などをそろえた本

格的なもので、人形遣いは舞台に隠れます。こんな舞台は世界的でも減り続け、今ではと

ても貴重なものだそうです。NGO(非政府組織)の国際人形劇連盟(UNIMA)会

長からも「大事にしてほしい」と高く評価されているそうです。

山﨑座長は人形劇歴49年、「どんぐり座」運営47年という長きにわたる活動を続けて来ら

れましたが、今年80歳を迎え、「体力的な限界」として、この日、引退を表明されまし

た。「良い仲間に恵まれた長いけど良い時間でした」と仰っています。

観客の間からは「もったいない」と残念がる声が上がりました。これからも何らかの形で

人形劇にかかわっていくそうですが、この機に当たり、子どもたちに夢を与え続けた素晴

らしい活動に敬意を表したいと思います。

「どんぐり座」は若い人たちが引き継いで行くそうです。


人形を紹介



合間も楽しい

本格的な舞台

子どもたちに人形を触ってもらいました

山﨑座長に記念の花束が贈られました



おおかみとこぶた

山﨑座長があいさつ