2019年7月18日木曜日

🌟在宅医療・介護の出前講座開催


なんと約50人も参加!

主催者もびっくり!







中央区で働く在宅医療・介護の専門職による出前講座「元気なうちから知っておきたい在宅医療と介護」が18日に、高宮公民館で開かれ、校区住民約50人が参加して、関心の高さを示しました。

講師は、ケアマネジメントセンター・煌奏館(清川2丁目)の介護支援専門員、大森一貴さんと医師会訪問介護ステーション看護師、松浦彩さん。

大森さんが介護保険制度について制度の内容を詳しく説明。「なにか困ったら、どんなことでも地域包括支援センターに相談して」と強調されました。

そして、松浦さんは「家庭に看護師が来る訪問看護という在宅医療制度があるのをぜひ知ってほしい」と話されました。
認知症啓発活動の紹介

こんな実例が発表されました。

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夫婦二人暮らし。妻が認知症を発症して3年たったころ。

物忘れが増えて、時間がちぐはぐになり、トイレの失敗もおきるように。

夫は妻をがなるようになり、互いにストレスを感じた。家事もできず、家の中は物であふれかえった。

妻は夜中に目的もなく外出して警察や近所の方にお世話になることも。幻覚や妄想も出て、夫は限界を感じた。

不審に思った民生委員がセンターに相談し、職員が家庭を訪問。病院での受診を勧め、検査の結果アルツハイマー型認知症の診断を受けた。

介護保険の申請をして要介護となったため、ケアマネジャーによる支援が始まった。

現在はーーー

夫には認知症の対応を学んでもらう一方、妻は近くのデイサービスに週2回通う。今では友人もでき、笑顔が増えた。夫は趣味に時間を使えるようになり、心の余裕もできた。

妻は時折、物忘れがあるが、病状の進行も緩やかになり、穏やかな夫婦生活が送られている。

大森さんのアドバイスーーー
「味付けが変わった、話のつじつまが合わない、などささいなことの変化に気づくことが大事。そして自分だけ、家族だけで抱え込まないで、相談して」