防災・非常食の試食も行いました |
マンションには強みと弱みがある!
よく知って万全の備えをしよう!
高宮校区男女共同参画協議会は29日に、高宮公民館で、福岡市役所出前講座「マンション
における防災・減災講座」を開きました。マンションの管理組合や自治会関係者ら20人以
上が参加して、いつ起きてもおかしくはないと言われる警固断層地震への備えの大切さを
強く再確認しました。
市役所市民局防災・危機管理課の担当者がプロジェクターを使って、図表や熊本地震の被
災マンションの写真などを見せながら講演しました。マンションの特性については、「強
み」として①耐久性に優れている②耐火性に優れている③大地震でも比較的安全、という
点を挙げる一方、「弱み」として①エレベーターの停止②渡り廊下やバルコニーの落下の
危険性、を挙げました。福岡市が昨年製作した「マンション防災・減災マニュアル」に
沿って、管理組合や自治会、防災組織で、普段の備えと点検をしっかり行うよう、強調
していました。
講演の中で、出席者の備えについての質問があり、家具の固定は3割が、持ちだし品を
準備しているには5割が手を挙げましたが、災害伝言ダイヤル「171」を使ったことが
ある人はわずかでした。最後に、防災・非常食の試食があり、乾燥ご飯に水を加えて1時
間たったものや缶詰のパンを味わいました。ご飯は気温が低かったため、「少し硬い」と
の感想が聞かれ、「こんな日はもっと時間をかけた方がよいのでは」とのアドバイスがあ
りました。
体験しなければ分からないことは、たくさんありそうです。
これが福岡市製作のマニュアルの表紙 |
たくさんの人が傾聴しました |
防災食の試食 |
防災・危機管理課担当者が説明 |
マンション防災・減災マニュアルの内容 |