2020年1月18日土曜日

🌟人権尊重推進協議会が研修

ヘルプカードの表

ヘルプカードを知って!

見たらあなたの支援を!







令和元年度高宮校区人権尊重推進協議会・グループサークル代表者会研修会が18日、高宮公民館で開かれ、約40人の各団体代表らが「障がい者差別の解消」について学びました。

講師の福岡市福祉局障がい者支援課の御手洗貴文・差別解消・交流係長が参加者に最初に訴えたのは、福岡市が配布している「ヘルプカード」を多くの人に知ってほしいということです。
ヘルプカードの裏

障がいのある人、認知症の人、妊娠している人などの中には、手助けが必要であっても、外見からは周囲に気づかれにくかったり、うまく伝えられなかったりする人がいます。

ヘルプカードは、そんな人が周囲の手助けを受けやすくなるようにと、作られました。裏面には手伝ってほしいことや緊急時の連絡先などが書けるようになっており、このカードを見せるだけで周囲に必要な支援を知らせることができます。服につけたりしても使います。


カードケースにも入れられます

ところが、このカードの認知度が低く、公共交通機関の優先席で内部障害や妊娠中の人が気づいてもらえず、嫌な思いをしたケースが報告されているそうです。御手洗・係長は「ぜひ多くの方に知ってもらい、困っている人の手助けをしてほしい」と強調しました。

ヘルプカードは市役所本庁のほか、区役所や地下鉄の駅などでもらえます。

「障がい者差別の解消」については、平成28年に障害者差別解消法が施行されたのを受けて、福岡市が平成31年に施行した「障がい者差別解消条例」が解説されました。参加者は、「障がい者への不当な差別的取り扱い」や「社会的障壁の除去のための変更・調整をする合理的配慮」などについて、自分のこととして考えることを学びました。
大勢が参加して考えました